◆コーデのテーマ:なんだか懐かしい80年代風
◆コーデのポイント:スカーフで雰囲気を盛る

なんでよ。
60~70年代風のファッションは、「レトロ」とか「ヴィンテージ」とか言われて「おしゃれ」カテゴリーに振り分けられるのに、なんで80~90年代のそれは「ダサい」になるのよ。
ま、自分で疑問を投げかけておいてなんですが、それは単に80~90年代という時代がファッション的に「まだ言う程昔のことじゃない」からでしょうね。
いやでもどうなんだろ、10代のコ達からすればもうりっぱに「レトロ」で「ヴィンテージ」なのかしら!?やだわ!それはそれで恐怖じゃないの!!
と、恐怖に怯えながら、今日は80年代風コーデをした日のコーディネート解説をいたします。
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【STEP1:コーデの種※を決める】
この日はね~、なんしか寒かったのよ。だからぬっくぬくのものを着たくて、このアルパカのもこもこニットをコーデの種としてセレクトしました。
これは身ごろとかスリーブが結構ゆったりしてるんだけど、裾や手首の部分はリブ編みでキュッとなってるから、今よくあるカンジのゆったりざっくりニットとはちょっと違うんだよね。
まーオーソドックスと言えばオーソドックスなんだけど、今っぽい雰囲気になれるアイテムかというとちょっと違う。そう、まさしく80年代を思わせる様相です。
でも、今回はそんなニットを無理くり今風にするんではなくて、あえて「ちょっとダサいかも!?」と思われるような80年代風コーデにしていきます。
※「コーデの種」とは、その日の気分や予定によって選んだアイテム・テイストなど、コーデを組むときの出発点になるものです。
【STEP2:全体の色のトーンをどうするか】
80年代の空気感をいかに足していくか!?というポイントの前に、まず全体の色のトーンを決めます。
あのねー、今回はブラウンのニットをコーデの種にしましたが、正直、私からすると「ブラウン」って結構難しいのよね。バッグやシューズなら全然いいのよ。むしろ無難にいろいろなものと合わせやすい。
でもそれが洋服となるとねー。
もちろん合わせやすい色ではあるんだけど、合わせ方によっては「ん?あんまり素敵じゃないぞ」ってなっちゃうんだよね。あくまでも私個人の感覚ですが。
というのも、ブラウンはほっこり系の色。「ほっこり」というのは、ともすると「野暮ったくなる」ということ。
あと、ブラウンと同じダーク系でも、ブラックやネイビーはシックに決まりやすいけど、ブラウンは「暗くもっさり」とした雰囲気になりやすい。
さらに、無難でいいかなと思ってブラウンにダークな色をうっかり合わせてしまうと、地味になりすぎちゃうんだよね。
だから私がブラウン系の洋服を着るときは、例外はあるものの、だいたい次の2パターンのどちらかでコーディネートします。
【1】明るい色を合わせる。特にペールトーンと相性が良い。(ペールトーンとブラウンの組み合わせって、おいしそうで好き)
【2】キャメルやベージュ、白などと合わせてミルクティー(コーヒー派はカフェモカでも可)系の色でまとめる。
で、この日は後者のミルクティー系の色味で整えたかったので、キャメルのスキニーパンツと、ブラウンのブーツ&バッグを合わせました。
あと白シャツもレイヤードさせて、カフス部分をニットから出しておきます。やっぱり多少白を入れた方がクリアなトーンになるからね。
【STEP3:80年代の雰囲気を盛り上げる】
そして最後に、80年代の風を感じさせるアイテムを投入します。
それは冒頭のコーデ画像を見ての通り、スカーフです。これだけ。
スカーフって、別に80年代を代表するものというわけではないんだけど、このコーデ、このニットに合わせるとなんかその時代風になるんです。
案の定このコーデを見た母に、「昔そんな恰好してたわ~」と言われました。うっしゃ!狙い通りだぜ!!
あ、もちろんスカーフの色もブラウン系のものを選んでます。巻き方はアフガン巻きで。この日はなんとなくアフガン巻きにしてみましたが、巻き方一つでぐっと印象が変わるからスカーフっておもしろいね。
それに付けるだけで一気に顔周りが華やかになって、しかもぬくい(笑)。マフラーを室内でずっと付けてるのはアレだけど、スカーフならそれができるもんね。
さあ!これで「あえてのちょいダサ80年代風ファッション」が完成しました。
まー、ダサかろうがモードど真ん中だろうが、結局何でもいいのよ。自分に似合っていたり、「いいな」と素直に本人が思えるものであれば。
だからファッションは楽しいのよ!!!!!
まとめ
スカーフは雰囲気づくりに効果的&ファッションは今っぽいかどうかより、自分にとってどうなのかという視点で楽しむ。
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